#author("2016-07-21T05:39:05+00:00","default:AGT","AGT")
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** &size(25){1. 天然ゴムからタンパク質を除去する精製技術の高度化}; [#o3000]
 天然ゴム(NR)は伸びが大きい、弾性が高い、皮膜の強さが良好である等の特徴を有することから、手袋等の家庭用品、手術用手袋、各種カテーテル等の医療用具、授乳用具、避妊具等に幅広く利用されている。しかしながら、NRから製造される手術用手袋、カテーテル等の医療用具を使用すると呼吸困難やアナフィラキシー様症状(血管性浮腫、ジンマシン、チアノーゼ等)などの即時型(I型)アレルギーを引き起こす場合があることが報告されており、かかる即時型アレルギーはNRに不純物として含まれる蛋白質が抗原となって誘発されるものと推測されている。そのため、近年ではNR中の蛋白質を高度に除去する技術が開発されてきた。

 NR中の蛋白質を除去する従来の方法としては、蛋白質分解酵素および非イオン界面活性剤を含有するNRラテックス用蛋白質変性剤を用いてNRラテックスを処理する方法が開発されている。しかしながら、このような蛋白質分解酵素を用いる方法では厳密な温度管理下における長時間(12~24時間)のインキュベーションが要求されるためバッチ式での蛋白質変性工程が必要であり、工業化を実現するためには設備費、維持費、および運転費(電力、光熱費)等の様々なコストがかかる。このため、酵素を用いるバッチ式処理では、目的とする脱蛋白質化天然ゴム(DPNR)ラテックスを工業的に大量且つ安価に製造することは困難であった。

 我々は、ラテックスの状態で尿素を用いて天然ゴムからタンパク質を除去する方法を考案し、短時間で且つ厳密な温度制御を必要としないバッチ式工程での天然ゴム精製技術を確立した([a] Klinklai, W.; Saito, T.; Kawahara, S.; Tashiro, K.; Suzuki, Y.; Jitladda, T.; Isono, Y. J. Appl. Polym. Sci., 2004, 93, 555-559. [b] Kawahara, S.; Klinklai, W.; Kuroda, H.; Isono, Y. Polym. Adv. Technol., 2004, 15, 181–184)。

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 また、一定の傾斜をつけた流路にNRラテックス、尿素、界面活性剤の混合液を流すことにより、大掛りな装置を用いることなく短時間で工業的スケールのインキュベーションが可能であることを見出している。更に、連続式遠心分離機を用いた場合においても高純度に精製された天然ゴムラテックスが得られることを見出している。(特許公開2005-281681)

 本センターでは、連続式インキュベーションと連続式遠心分離機を組み合わせた脱タンパク質化天然ゴムの効率的な製造法の開発を行う。 

** &size(25){2. 天然ゴムを植物由来のリグニンやポリ乳酸と複合化することによるグリーンプロダクト生産}; [#o3001]
準備中
** &size(25){3. 嫌気性微生物発酵による有機廃棄物からのメタン生産}; [#o3002]
準備中
** &size(25){4. 微生物・酵素および光触媒によるプラスチック分解処理}; [#o3003]
準備中
** &size(25){5. メタンを原料とする燃料電池からの電力生産}; [#o3004]
準備中
** &size(25){6. 天然ゴムを原料とした環境調和型分子変換法による機能性有機材料の創成}; [#o3005]
準備中

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